発酵パワーで赤ちゃんのような腸内環境を目指そう!

この記事の監修者
九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門准教授
中山 二郎

1987年、東京大学農学部卒業。同大学大学院にて修士課程修了後、同大助手となる。2001年より九州大学に勤務。農学博士。専門分野は腸内フローラの研究および発酵食品に含まれる微生物の研究。アジア人の腸内フローラの比較研究や、江戸時代からのぬか床を伝える福岡の老舗「千束」と共同で発酵食品の研究にあたるなど、ユニークな研究を続けている。

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2017.05.01

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2017.05.01

ヨーグルトや納豆、漬物、味噌、醤油など、私たちが日常食べるものには発酵食品がたくさんあります。その多くは各地で古くから食べられてきた伝統食です。発酵食品は腸内細菌のバランスを整えるといわれますが、なぜ発酵食品がいいのでしょうか?長年、腸内フローラや発酵食品の研究をしている九州大学大学院農学研究院の中山二郎准教授に、その秘密を聞きました。

体にいい「発酵」と、悪さをする「腐敗」の違いとは?

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「発酵」と「腐敗」、この2つは微生物が食品を分解するという点では同じ働きをします。でも、「発酵」が美味しくて体にいい食品を生み出してくれるのに対して、「腐敗」は悪臭を放ち、最後には食べられなくなってしまいます。一体、何が違うのでしょうか?

「『発酵』とは、糖質を分解して有機酸を作り出す働きをいいます。有機酸は腸内のPHを弱酸性の理想的な状態に保つ働きをしてくれます。また"酸"は病原菌が苦手とするものなので、有機酸が増えると腸内細菌のバランスが整うのです。一方の『腐敗』は、タンパク質を分解してアンモニアやアミンなどの有毒物質を作り出します。」(中山准教授)

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もともと人間の腸内にはたくさんの微生物がいます。数100種類の菌が誰のお腹の中にもいるそうで、これは腸内フローラと呼ばれています。腸内には善玉菌も悪玉菌もいますが、大切なのはそのバランスです。

「ストレスや偏食が続くと善玉菌が減ってしまいますので、腸内で善玉菌を育てることが大切です。発酵食品には菌が生きている状態で含まれるので善玉菌を増やすことができ、発酵食品を摂ることで腸内フローラを整えることができます」(中山准教授)

赤ちゃんが持っているビフィズス菌の秘密

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発酵食品には大きく分けて2つの種類があります。ひとつは乳製品を発酵させて作るヨーグルトやチーズといった食品で、このとき働く菌は主にビフィズス菌と乳酸菌。

もうひとつは野菜を発酵させて作る食品で、漬物や納豆などがあります。納豆を作る納豆菌など特殊なものもありますが、植物由来の発酵食品で主に働くのは乳酸菌です。

「乳酸菌とビフィズス菌は、活躍する場所と役割が違います。乳酸菌は小腸にいて、免疫細胞に影響を及ぼします。ですから乳酸菌をとると体に良い影響を及ぼすと言われています。ビフィズス菌の活躍の場所は大腸です。大腸には小腸よりずっと多くの腸内細菌がいるので、ビフィズス菌の影響はより実感できるものになります。善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを保つのはビフィズス菌の働きです」(中山准教授)

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ビフィズス菌は授乳期の赤ちゃんがたくさん持っている菌で、健康な赤ちゃんの腸内細菌の50%から90%はビフィズス菌といわれています。その理由はビフィズス菌が母乳に含まれるオリゴ糖(ヒトミルクオリゴ糖)をエサとして増殖するため。

ヒトミルクオリゴ糖は人間の消化酵素では分解できない糖類で、ビフィズス菌はこのオリゴ糖を分解するのに特化した酵素を生産し、赤ちゃんの腸内で独占的にヒトミルクオリゴ糖を栄養源として増殖することができます。

「ビフィズス菌を多く持つ赤ちゃんの便はとても健康的です。ところが、母乳を飲まないようになるとオリゴ糖を分解する必要がなくなるため、腸内のビフィズス菌はどんどん減っていきます。成人になると腸内のビフィズス菌は10%程度あるいはそれ以下に。しかし、食生活を工夫することでビフィズス菌の多い腸内環境を保つことが可能です」(中山准教授)

ビフィズス菌はこんな食品と一緒にとると効果的

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年齢とともに減っていってしまうビフィズス菌。上手に増やすためにはヨーグルトなどの発酵食品に加えて、エサとなるオリゴ糖を一緒にとると効果的なんだそう。とはいえ、赤ちゃんのように母乳を飲むことはできません。何か代わりになるような食品はあるのでしょうか。

「ある種の野菜の食物繊維は母乳のオリゴ糖の代わりになります。具体的にはゴボウやコンニャクなどです。もともとオリゴ糖も食物繊維の一種ですから、野菜に含まれる食物繊維にも同じような働きをするものがあります。加えて食物繊維そのものがお通じの改善に役立つなど健康面にいい影響があります」(中山准教授)

また、ビフィズス菌と乳酸菌では活躍する場所や役割が違うため、ビフィズス菌だけでなく乳酸菌もあわせてとるとより効果が期待できるそうです。

ビフィズス菌はヨーグルトなどの乳製品からとることができますが、乳酸菌は植物由来の発酵食品からもとることができます。日本には豊富な漬物文化が根付いているので、ぬか漬けなどで発酵させた野菜をしっかりとるのがおすすめです。

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「食物繊維が豊富でビタミン類も含まれる野菜は、発酵食品でなくてもさまざまな効果が期待できますが、発酵させることで乳酸菌が加わり理想的です。しかし、塩分の取りすぎには注意してください」(中山准教授)

上手に発酵食品をとり入れて、快適な毎日を

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腸内細菌のバランスを整えるのには時間がかかり、毎日の食習慣が大きく影響します。野菜を多く取り入れ、高脂肪食や高カロリー食を避ける食事の習慣を身につけると同時に、毎日のメニューに質の良い発酵食品を取り入れることが大切です。

赤ちゃんのようなビフィズス菌が多い腸内環境を目指すなら、ビフィズス菌とオリゴ糖を含むヨーグルトは欠かせませんね。

ビフィズス菌BifiX<ビフィックス>がお通じ改善に役立つ

グリコのBifiXヨーグルトシリーズに含まれているビフィズス菌BifiX<ビフィックス>は、自社が保有するおよそ1万種類の菌株の中から選び抜いたグリコ独自のビフィズス菌。
ビフィズス菌BifiXは、生きて腸に届くのはもちろん、おなかの中で「増える」ので、腸内環境を整え、便通・お通じ改善に役立ちます。

商品ラインナップも豊富にとり揃えています。プレーン加糖タイプは、ほんのりとしたやさしい甘みと口どけの良い食感で、忙しい朝にも手間なく食べられます。
果実の甘みを活かしたフルーツタイプ、ビフィズス菌がギュッと詰まった高濃度ドリンクタイプも、毎日続けられる飽きないおいしさで、家族の毎日の健康を支えます。

【届出表示】本品にはビフィズス菌BifiX(B.lactis GCL2505)が含まれます。
ビフィズス菌BifiXは生きて腸まで届き、増殖することで、腸内環境を改善し、便通・お通じを改善することが報告されています。
ビフィズス菌を補給して、おなかの調子をすっきり整えたい方に適した食品です。


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おなかの調子スッキリで、もっと健康に!

【届出表示】本品にはビフィズス菌BifiX(B.lactis GCL2505)が含まれます。
ビフィズス菌BifiXは生きて腸まで届き、増殖することで、腸内環境を改善し、便通・お通じを改善することが報告されています。ビフィズス菌を補給して、おなかの調子をすっきり整えたい方に適した食品です。

この記事の監修者
中山 二郎

1987年、東京大学農学部卒業。同大学大学院にて修士課程修了後、同大助手となる。2001年より九州大学に勤務。農学博士。専門分野は腸内フローラの研究および発酵食品に含まれる微生物の研究。アジア人の腸内フローラの比較研究や、江戸時代からのぬか床を伝える福岡の老舗「千束」と共同で発酵食品の研究にあたるなど、ユニークな研究を続けている。

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