おならのニオイは何が原因?おなかの健康はおならで見極めよう!

この記事の監修者
法政大学 教職課程センター教授
左巻 健男

理科教育、科学リテラシーの育成を専門とする。『理科の探検(RikaTan)』編集長。自身が企画するものを始め、『ウンチのうんちく』(PHP研究所)、『暮らしのなかのニセ科学』(平凡社新書)など、出版物・メディアでの情報発信も積極的に行っている。

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  • 豆知識
2017.09.29

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2017.09.29

「最近おならが出やすい」「ちょっとニオイがきつくなってきた」...やっぱり『おなら』は気になりますよね。いつもと違うおならは、おなかの調子を知らせるサインかも。今回は、理科教育を専門とし、正しい科学の知識を広く発信している左巻健男先生に、おならと腸内環境の関係や、おならのニオイの原因について、お話をお伺いしました!

あの世界的機関がおならを研究!おならの成分とは?

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人間のおなかには、通常200mlほどのガスがたまっています。このガスが増えすぎないようバランスを取るのが、おならやゲップの役目。そんなおならの元となるのは、ほとんどが食事の時に飲み込んだ空気なのだとか。

「食べものとともに飲み込まれた空気が、おならの成分の7割を占めます。残りの3割は、血液から腸の粘膜を通して出てきたガスが2割、腸内細菌のはたらきで発生するガスが1割です。おならの量は、食べものや体調によっても異なりますが、1日で400mlから2Lほどです」(左巻先生)

その中には腸内細菌の発酵によってできるさまざまな成分も含まれているのだそう。

「窒素や水素、二酸化炭素が多いのですが、メタン、アンモニア、硫化水素、スカトール、インドール、脂肪酸、アミンなども含まれています」(左巻先生)

ちなみに、こうした調査を行ったのは宇宙開発でも有名なNASA。おならには合計して約400種の成分が含まれていることが、NASAの研究でわかっています。また、おならをした際は、数千〜数万個もの腸内細菌が一緒に放出されるんだとか。

ただのガスだと思っていたおならですが、腸内からさまざまな物質をともなって身体の外に出ていくものなのですね。

気になるおならのニオイは何が原因なの?

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よく、さつまいもを食べるとおならが出やすくなるといいますよね。これは本当なのでしょうか。

「さつまいもには、食物繊維が多く含まれています。これは人間の消化酵素では分解できないため、腸内細菌の栄養源になり、腸内発酵を活発化させるのです。ほかにもごぼうなど、食物繊維を多く含む食べものは、おならを発生させやすいといえるでしょう」(左巻先生)

しかし、こうした流れで発生するガスは二酸化炭素がほとんどのため、通常のおならはニオイはほとんどないものなのだそう。では、気になるおならのニオイは、何から生まれてくるのでしょうか?

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「おならのニオイのもとになるのは、腸内の悪玉菌であるウェルシュ菌などが、肉の赤身や魚など動物性のたんぱく質を分解した時に発生するアンモニア、スカトールやインドール。これらはすべて窒素を含む化合物ですが、特にスカトールやインドールは、ほんの少量でもすさまじいニオイを発生させるんです。また、ネギなどを食べた際に発生する硫化水素も、おならのニオイが強くなる原因です」(左巻先生)

スカトールやインドールは、お通じのにおいのもとにもなっているんだそう。また、毎日米や野菜、果物を口にしないで肉を食べ続けたところ、善玉菌が減り、悪玉菌が増えて体臭がきつくなり、お通じも強烈なニオイになったという研究もあるのだとか。

腸内細菌のバランスが乱れていたり、動物性たんぱく質を多く含むものを食べる機会が多い人は、おならやお通じのニオイにも影響が出てくるのですね。

おならのニオイが気になる時は...ストレス解消も大切!

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実はおならのニオイには、ストレスが関わっていることもあるのだそう。

「腸は脳の次に神経細胞が集まっている場所。小腸と大腸合わせて、約1億個もの神経細胞があります。そのため、ストレスなどで自律神経が乱れると、それにともなって腸のぜん動運動もはたらきがにぶくなります。そうして腸全体の調子が悪くなり腸内細菌のバランスが崩れると、悪玉菌が増加して食べものの腐敗が進み、おならのニオイもきつくなるのです」(左巻先生)

逆に、ストレスがなくなって腸のぜん動運動が回復すると、いつも通りのおならが出るように。ちなみに、手術の後などに、『おならが出れば大丈夫』と言われるのは、この腸の動きが回復したかが分かるためなのだそうです。

ストレスで腸内環境が乱れると、おならのニオイのほか、お通じの滞りにもつながります。改善したい時はゆっくり休んだりうまく気分転換して、リラックスを心がけるのもいいのかもしれませんね。

最後に...がまんしたおならはどこに行くの?

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最後に、ニオイだけでなく音もおならの気になるところ。普段の生活の中で、おならを出すのをがまんしてやり過ごすことになる状況はけっこうありますよね。では、がまんしたおならはどこにいくのでしょうか?

「基本的には身体の中に吸収されていきます。普通は大腸内、量が多い時は小腸内までさかのぼって血液中に取り込まれ、呼吸やゲップとして出ていきます。私たちは、気づかないうちに口からもおならをしているともいえるでしょう」(左巻先生)

おならを我慢することでの健康への影響はありませんが、ニオイのもとになる物質が体内をめぐることで、結果として体臭や口臭がきつくなるといったことは十分考えられると左巻先生。おならをがまんしないというのはなかなか難しいですが、できるだけこまめにお手洗いにいくなどしたいですね。

おならはおなかの健康のバロメーター。ニオイやガスの量が気になった時は、食生活や心の状態を一度見直してみると、改善に向かうかもしれませんよ。

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この記事の監修者
左巻 健男

理科教育、科学リテラシーの育成を専門とする。『理科の探検(RikaTan)』編集長。自身が企画するものを始め、『ウンチのうんちく』(PHP研究所)、『暮らしのなかのニセ科学』(平凡社新書)など、出版物・メディアでの情報発信も積極的に行っている。

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