おなかの調子が整わないのは『梅雨』だから?知っておきたい"ジメジメ不調"の訳 

この記事の監修者
医学博士 / 日本東洋医学会漢方専門医 指導医 / 慶應義塾大学医学部漢方医学センター非常勤講師 / 帯山中央病院 理事長
渡邉 賀子

久留米大学医学部卒業。熊本大学第三内科に入局、内科を修める。1997年、北里研究所にて日本初の「冷え症外来」を開設。2003年、慶應義塾大学病院漢方クリニックにて、女性専門外来「漢方女性抗加齢外来」を開設。著書に『オトナ女子のための“ホッ”と冷えとり手帖』(主婦の友社)、『あたため美人の冷えとりbook―カンタンアイデア73』(日本文芸社)など。

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  • 豆知識
2018.05.25

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2018.05.25

肌寒かったり、じっとり蒸し暑かったり、ぐずついた天気の続く梅雨の時期。なんとなく気分もパッとしない、頭も重たい、食欲も今ひとつ......梅雨の時期に現れる心身の不調、それにはジメジメした梅雨の気候と冷えが大きくかかわっているのです!

「夏バテ」にはまだ早いのに、ちょっとバテ気味の梅雨の身体。"ジメジメ不調"はなぜ起こるのか、今回は、漢方専門医で、冷えとりにも詳しい渡邉賀子先生の監修のもと、梅雨の時期に不調が起こる理由と乗り切り方をご紹介します。

3つの柱のバランスが崩れると不調に

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「漢方では、体の不調を考えるとき、『気(き)・血(けつ)・水(すい)』のバランスで考えます。『気』は病気の気、元気の気などとして使われるように、生命エネルギーのことです。『血』は血液とその働き、『水』は血液以外の水分で、汗や涙など、消化液など水分全般を指します。それらが過不足なく巡っている状態が健康な状態です」(渡邉先生)

そのバランスの乱れが、不調となって表れるのです。『気・血・水』は体を支える3本の柱のようなもの。どれかが弱くなったり、傾いたりしても、体は健やかではいられないのです。

「『気』が足りないのは、エネルギー不足の状態。元気がないとかだるいといった症状がでますし、気の巡りが悪い状態だと、うつうつとしてのどが詰まったり、おなかが張ったり、胸が苦しくなったりすることがあります。『血』に問題がある人は、顔色が悪い、歯茎がどす黒い、クマができる、シミができやすいといった特徴があります。『水』のバランスが悪いと、頭痛がする、頭が重い、トイレが近くなる、むくみやすいといった症状が出やすくなります」(渡邉先生)

体の半分を占める水分、気圧の変化も受けやすい

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『水』のアンバランスによる症状は、"どこにたまっているか"によっても変わるとのこと。頭部だと頭痛やめまい、耳鳴りなど、消化管にたまるとムカムカや下痢などの症状が出やすくなります。そして、天候の影響を一番受けるのが『水』なのだそうです。

「例えば膝が痛み、関節に水がたまっている人が、天気予報よりも早く雨が降ることを痛みで感じたりするように、体の半分以上を占める『水』のアンバランス=水毒(すいどく)の症状は、気圧の変化を受けやすいという特徴があります。

また、湿度が高くジメジメした梅雨の時期は、不感蒸泄(ふかんじょうせつ=汗以外の水分の蒸散)が起こりにくく、体中の水分を調整しにくいため、水毒による症状が起こりやすいのです」(渡邉先生)

ジメジメの時期は、強い冷房のはじまりの時期でもある

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昔から梅雨どきは水のアンバランスに注意が必要だったのですが、現代はもうひとつ厄介な不調原因があります。それは冷え!多くの女性は冷えを自覚していますが、強い冷房の下で「夏だけ冷える」という人もいます。そして、この冷えは心身の調子の引き金にもなります。

「漢方では、私たちは元々もっているエネルギー(先天の気)があって、そこに日々のエネルギー(後天の気)を足して生命活動を維持していると考えています。日々のエネルギーは食べ物を消化吸収することで作られますから、根本となる『脾(ひ=胃腸)』を整えることが大切で、胃腸の働きが弱ると全身が弱ると考えるのです」(渡邉先生)

胃腸の機能を高めることは健康のかなめ。ジメジメ蒸し暑い梅雨の時期は、冷房の設定温度もついつい低くなりがちですが、おなかのためにも温度設定は高めを心がけてくださいね。

梅雨の疲れを夏バテにつなげない!"ジメジメ不調"乗り切り術

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乱れた『気・血・水』のバランスを整え、梅雨の疲れを夏に持ち越させないために、毎日の暮らしの中でできる工夫についてもうかがいました。

「水は重力の関係で下半身にたまりやすい傾向があります。むくみを取るのに有効なのは、ひとつは筋肉によるミルキング(ふくらはぎの筋肉を動かして、そのポンプ作用で血流をよくすること)ですが、ジムなどに行かなくても階段の昇り降りなどでも効果があります。お風呂でマッサージするのもオススメです。梅雨から夏にかけてはシャワーだけという人も多いかと思いますが、お風呂にはシャワーとは違うメリットがあります」(渡邉先生)

◎お風呂のいいところ

  • ・水圧によるマッサージ効果が得られる
  • ・浮力で体重負荷が減るので、腰などの血流もよくなる

「ただ、ここで気にしなくてはならないのが温度です。熱いお風呂は『痛みの刺激』と同じように、体は危険だと感じて交感神経を刺激してしまいます。体の深部体温37℃より少し高い38~40℃ぐらいのぬるめのお湯に入ると、副交感神経が優位になってリラックスし、全身の血流がよくなります。ミント系や柑橘の香りなどを使ってリフレッシュするのもよいかと思います」(渡邉先生)

◎食べるものにも工夫

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冷房の効いている現代、昔ながらの「からだを冷やす食べ物」とは違う『食養生(しょくようじょう)』が求められているのではないでしょうか。先生にこの時期おすすめの食材をうかがいました。

「漢方で水分バランスを整えるとされる代表的食材はヨクイニン、つまり『ハト麦』ですね。これは、むくみによいだけでなく、美肌効果も期待できます。そのほか、生姜、山椒、シソなど、薬味に使われるものは香りでリラックスしながら、胃腸の機能を高めるものが多いんですよ。

また、小豆(あずき)にも利尿作用があります。小豆は食物繊維も豊富で抗酸化作用が強く、胃腸の調子を整えてくれますから、小豆粥や甘さ控えめのデザートなどで煮汁ごと食べてほしいですね。ヨーグルトと組み合わせるのもおススメです」(渡邉先生)

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小豆は、つけ置かなくてもすぐに調理できますし、生姜黒糖などでほんのり甘みを添えれば、上品な味わいの和スイーツにもなります。

ムシムシ、ジメジメの梅雨ですが、お風呂でリラックスしたり、昔ながらの食材や香味野菜を上手に取り入れた食欲アップごはんを食べたりして、"ジメジメ不調"をふきとばしたいですね。

[文・構成 ビフィックスマガジン編集部]

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この記事の監修者
渡邉 賀子

久留米大学医学部卒業。熊本大学第三内科に入局、内科を修める。1997年、北里研究所にて日本初の「冷え症外来」を開設。2003年、慶應義塾大学病院漢方クリニックにて、女性専門外来「漢方女性抗加齢外来」を開設。著書に『オトナ女子のための“ホッ”と冷えとり手帖』(主婦の友社)、『あたため美人の冷えとりbook―カンタンアイデア73』(日本文芸社)など。

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