ツライ「乗り物酔い」を軽くする方法は?おでかけ前におさらい

この記事の監修者
のだ耳鼻咽喉科 院長
野田 哲哉

長崎大学医学部卒業後、長崎大学医学部耳鼻咽喉科および関連病院勤務、田川市立病院耳鼻咽喉科勤務、国立長崎中央病院(現在の国立病院機構 長崎医療センター)耳鼻咽喉科勤務を経て、のだ耳鼻咽喉科開院。『乗り物酔い研究室』ページを開設。20年以上、乗り物酔いについての研究を行っている。

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  • 豆知識
2018.07.27

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2018.07.27

遠出が楽しい夏休みですが、「車やバスに乗ると酔ってしまう...」方もいますよね。せっかくのおでかけで体調を崩してしまったら悲しいもの。そこで今回は"乗り物酔いになる理由と対策"を、乗り物酔いについての研究を行う、のだ耳鼻咽喉科院長の野田哲哉先生に教えていただきました。

「乗り物酔い」で気持ち悪くなるのはなぜ?

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――めまいや吐き気、頭が痛くなる、生ツバが出るなどの不快な症状が現れる「乗り物酔い」。なぜ、起きるのでしょうか?

「乗り物酔いが起こるのは、乗り物で移動中は、人が自分の調節能力を遥かに超えた揺れを受けて、ずっと身体や目、胃腸が揺れているからです。身体や目が揺れにより"平衡機能障害"を起こしてしまいます」(野田先生)

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「揺れは激しければ激しいほど乗り物酔いの症状が出やすくなります。とくに、頭や目の揺れが強い状態、つまり『内耳』(耳の最も内側の部分)や目からの刺激が強いと酔いやすくなります」(野田先生)

――吐き気をもよおしたり、実際に嘔吐(おうと)してしまうこともあるのはなぜですか?

「吐き気や嘔吐のような自律神経の症状が現れるのは、身体の揺れに伴い、胃腸が揺れているからです。平衡機能の中枢と自律神経の中枢が結びついていますので"平衡機能障害"を起こすと自律神経に影響を与えます。"胃腸の揺れによる入力"と、"平衡機能の中枢からの入力"を自律神経の中枢が調節できなくなった時に自律神経症状が現れると考えています」(野田先生)

「乗り物酔い」対策には、睡眠と適度な食事で体調管理を万全に!

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――「乗り物酔い」は、どうやって予防すればいいのでしょうか?

「体調不良や睡眠不足の時、また、空腹や満腹の時は酔いやすくなります。"空腹では血糖値が下がって脳の働きが悪くなる"という考え方があります。乗る前に空腹なら軽い食事をしたほうがよいでしょう。満腹の時に酔いやすくなるのは、胃の壁が食物から受ける刺激が大きくなるのではないかと推測しています」(野田先生)

●乗り物酔い予防のために知っておきたいこと

・前日に睡眠をしっかりとる

・空腹、満腹状態を避ける

・乗る30分前ぐらいに、乗り物酔いの薬を飲む

・乗り物の前や窓側に座り、遠くを見る

・揺れの小さい乗り物に、短時間ずつ乗る

「前方や窓側の座席に座って、遠くの景色を見るのは、目からの過剰な刺激を避けるという点で、酔いの予防になると思います。また、乗り物の揺れが小さく、乗る時間が短いほうが酔う可能性は低くなります。揺れの小さい乗り物に変えることや自動車なら坂道やカーブの多い道は避けることで予防になるでしょう」(野田先生)

――乗り物酔い予防には「身体を締めつけないラクな服装をする」「音楽を聴く」「おしゃべりをする」「炭酸水を飲む」といった説があります。そういった対策は有効なのでしょうか?

「乗り物酔いには精神的な要因もありますから、一部の人では服装、音楽、おしゃべり、飲み物などが有効なのかもしれません。しかし人の能力では調節不可能な揺れを受けていますので、乗り物酔いの効果的な予防法は少ないと考えています」(野田先生)

もし、酔ってしまったら..."頭を動かさない"ことを意識してみて

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――では、「乗り物酔い」になってしまったら、何をすればよいのでしょうか?

「乗り物酔いの薬は、酔ってから飲んでもある程度の効果はあります。酔いがひどい時は、乗り物から降りられるなら、降りるのが一番良い方法です。降りられないのならば、ビニール袋を持って目をつぶり、頭を動かさないようにするしかないでしょう」(野田先生)

――普段は酔わない人でも、移動中に読書やゲームをすることで酔ってしまうこともあります。

「揺れる乗り物のなかでは、目も揺れていますから、近くの物を見ている場合は、不規則に揺れている物を見ているのと同じ状態とになります。目からの過剰な刺激を受けると乗り物酔いに似た症状が現れることがあり、『シミュレーター酔い』『シネラマ酔い』ともいわれます。移動中に読書やスマホのゲームをすることは、乗り物の揺れのほかに、目からの過剰刺激が加わり、酔いやすくなります」(野田先生)

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"乗り物に酔いやすい人"、"酔いにくい人"がいますが、野田先生の研究によると「酔いやすい人が多いのは女性」という傾向があるそう。また、高齢者や成人よりも小学校高学年と中学生が酔いやすいそうです。おでかけに心配の種をもちこまないためにも、できるだけ対策をしてのぞみましょう!

[文・構成 ビフィックスマガジン編集部]

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この記事の監修者
野田 哲哉

長崎大学医学部卒業後、長崎大学医学部耳鼻咽喉科および関連病院勤務、田川市立病院耳鼻咽喉科勤務、国立長崎中央病院(現在の国立病院機構 長崎医療センター)耳鼻咽喉科勤務を経て、のだ耳鼻咽喉科開院。『乗り物酔い研究室』ページを開設。20年以上、乗り物酔いについての研究を行っている。

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