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生活のヒント

スッキリ出ないとき、おなかの動きはどうなっているの?3つのお通じの状態をチェック!

2017.09.29

お通じが滞る原因と言ってもさまざまですが、生活習慣が原因でスッキリしない時、腸の状態は3つに分類できるのだとか。今回は、理学療法士の坂井正宙先生に、腸の働きの状態からみるお通じが滞る原因についてお聞きしました!

腸の働きの状態から見る、3つのお通じの状態とは?

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日本では、胃や腸などに形の異常や傷を伴う病気がないのにお通じが滞っているときは、『神経や分泌系、または薬の影響による場合』と、『生活習慣による場合』に分けられる、と坂井先生。今回は、この『生活習慣による場合(習慣性の場合)』について、詳しくお伺いしました。

習慣性の場合には、腸の働きの状態によって『ゆるみ』『緊張』『反射』の3種類の原因があるのだそう。

「『ゆるみ』が原因というのは、大腸のぜん動運動(押し出そうとする運動)が弱くなることで腸の筋肉がゆるみ、お通じが滞ってしまうこと。滞っている間に、腸のなかでどんどん水分が吸収されてしまいカチカチに。そのため、余計に出にくくなってしまうやっかいな状態です。反対に、腸の筋肉が必要以上に『緊張』してしまう場合もあります。

『反射』が原因の場合は、直腸の反射がうまく機能しにくくなっている状態になっています。通常、直腸に便が到達すると、脳に『トイレに行きたい』という信号が出るようになっているのですが、これがうまくいかなくなってしまい、『トイレに行きたい』と感じること自体が減ってしまうんです」(坂井先生)

検査をしなければ正しい特定はできませんが、心当たりがあれば、いちど医療機関でお通じが滞っている原因を突き止めてもらってもいいかもしれません。

どうしてこんなことに?腸の状態が乱れる原因とは

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こうした、お通じがスッキリしない状態になってしまう原因は何なのでしょうか?

「まず気をつけたいのは、腸の筋肉が『緊張』している場合。腸が敏感になっている可能性が考えられます。これは、検査をしてもこれといった病気が見当たらないのに、お通じが滞っていたり、便が緩くなってしまうなどの状態になること。主な原因としては、ストレスや食生活の乱れから腸が知覚過敏になり、筋肉が緊張してしまうのではないかといわれています」(坂井先生)

腸の筋肉の『ゆるみ』の場合は、運動不足や冷えなどで腸の筋肉の働きが弱ってしまうことが原因のひとつなのだそう。特に、女性は男性に比べて筋肉量が少ない傾向にあるため、筋肉がゆるみやすいのだそうです。

「『反射』が原因でお通じが滞ってしまう時には、トイレに行きたいのに『今は忙しいから後でにしよう』『外出先だから恥ずかしい』などといった理由でがまんを繰り返すことで、脳に信号が送られにくくなってしまうことがあるといわれています。意外かもしれませんが、こういったきっかけで、お通じが滞ってしまう人は多いんです」(坂井先生)

おなかスッキリのためには、まずは生活習慣を見直そう!どんなことをすればいいの?

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では、それぞれのお通じの状態をスッキリさせるには、例えばどんなことが役に立つのでしょうか?

「直腸の『反射』を整える一番の方法は、トイレで出そうとする習慣をきちんとつけることですね。実は、腸は朝に活発になるという特徴があるんです。早起きをしてトイレに行くことを心がけてみましょう」(坂井先生)

坂井先生のおすすめは、朝起きたらコップ1杯の水を飲み、そのあとに立った状態で歯磨きをすること。水を飲むことで腸が刺激され、その後立ち続けることで、さらに腸への刺激になるのだとか。立った状態で行うことであれば、歯磨きでなくてもOKです。

「腸の筋肉の『ゆるみ』などでお通じが滞っている方は、食物繊維と水分も足りていないことが多いといわれています。食物繊維と水分をしっかりとった上で、軽く汗を流すくらいの運動を週に2、3回行なうことが、改善に役立つでしょう」(坂井先生)

ただし、特に気をつけなければならないのは『緊張』が原因になっている場合。

「腸の筋肉の『緊張』が原因だとわかったら、医療機関にかかる以外にも、ストレスがたまりすぎないようにうまく発散することや、規則正しい生活を心がけること、また、おなかを刺激する恐れがあるので、アレルギーのある食べ物の摂取を控えることなど、細かなことに気をつける必要があります。当たり前のことですが、毎日の生活を整えるだけで、お通じの改善がみられることも多いんですよ」(坂井先生)

自分に合った、おなかを整える習慣を見つけよう!

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ご紹介した分類は自己判断するのは危険な場合もあるため、お通じの状態に疑問を感じたら、医療機関で専門家の判断を仰ぐのがいいでしょうと坂井先生。

「理学療法的には『まず、お通じを改善する』ことが大切。サプリメントなども十分有効な手段ですが、それは習慣化せずに、自力でお通じを整えられるようになるのが理想的ですね」(坂井先生)

普段の生活でのさまざまな要因が腸内環境やお通じに影響を与えていますが、自力でお通じを整えることや、バランスのいい食事と適度な運動が、おなかに健康をもたらしてくれるということですね。

ただし『たくさん水を飲まなくちゃ』『運動しなくちゃ』などと意気込むと、ストレスになってしまうことも。無理なく自分の身体に合った、お通じスッキリ習慣を見つけてみましょう!

理学療法士 坂井 正宙

この記事の監修者

理学療法士
坂井 正宙

急性期、回復期の病院での勤務経験を持つ。終末期の患者やリハビリを受けたがらない患者と接する中で、病院での理学療法士の仕事に違和感を抱くようになり、そういった患者に接することに苦しさを感じ、身体が悪くなる前にケアをする予防医学や、健康寿命などの分野に興味を持つように。
現在は訪問リハビリテーションに従事しながら、ブログ『腸内美人の秘訣〜整腸セラピスト坂井正宙の挑戦〜』にて、腸や食事に関するさまざまな情報を発信し、健康な人が増えるよう活動している。

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